コダイラ
小平ギター


 
 
小平ギターはどのように作られているのか・・・工房と作業内容を一部紹介します。
 
 ロケーション
 
       
 
風光明美な諏訪湖で名高い長野県諏訪市に小平ギター工房があります。ここ信州は、日本の中でも湿度が低くギター作りに最適と言われていて、たくさんのギター製作家が住んでいることで知られています。
   
左手の建物が小平ギターの工房です。
 
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 工房内部
 
       
 
工房内は狭いながらもきっちりと整理がなされています。とても清潔な環境の中でギターは作られています。
   
ギターの材料を自然乾燥させている場所です。日本の国内でしっかりと長期間乾燥させることで、日本の気候に合った、将来的に狂いの少ない安定したギターを作ることができます。
 
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 職人技
 
       
 
力木を接着しています。力木はその材質・形状・配置により音質を左右する重要な部材です。小平ギターではスペインの伝統的な配置を採用しています。
   
ヒールからネックの部分を削って、最も弾き易い厚さにしています。小平ギターでは、このような弾き易さを左右する重要な工程を全て手作業で行っています。
 
       
 
一本一本、丹念に力木を削っていきます。前述しましたが、力木の厚さや形はギターの音に大きく影響します。表面板等、他の部材の材質によっても、力木の形状や配置を微調整しなければなりません。
   
塗装を施したギターの表面を磨いて塗装面を均一にならし、艶も出すようにします。この工程を丁寧に行うことで、ギターの振動への影響の小さい塗膜(ギターの防護層でもあります)を形成し、見た目にも美しい仕上がりのギターが作り出されます。
 
       
 
塗装の工程を終え、乾燥中のギターです。
   
音作りに大きな影響を与える駒の接着場所の塗装をノミで削ります。ここをフラットに削って駒を隙間なく接着することで、弦の振動を最高の効率で表面板に伝えることができます。
 
         
 
最後の仕上げで、ナットを調整しています。音色の良さと弾き易さを最大限にまで引き出します。一本ずつのギターに合ったナットとサドルを作り、後の調整まで考慮して最適の状態にした上で出荷されます。
       
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 職人・コンセプト
 
     
入門用のギター製造のほとんどが海外での大量生産にシフトする中、日本で手作りのギターを作り続けるのは困難を伴いますが、小平ギターでは、ギターを始めた人にギターの良さを少しでも多く、深く、早くに知ってもらえるようなギターを作るために、これからも頑張っていきます。
 
 
左から、長年にわたりギターを作り続けてきた小平直一氏、二代目小平ギター工房代表の小平雄一氏、信州諏訪大社の彫刻も手がけた小平秀幸氏です。
       
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小平ギター発売元